♥月経

ここでは月経のメカニズムや月経関連の病気について見ていきます。

ちょっと難しい話もあるかもしれませんが、妊娠にも関わることなので、是非参考にしてみてくださいね。

 

♥月経に関わる2種類の女性ホルモン

月経(生理)は、妊娠準備のためのサイクル。そして女性の健康のバロメーターでもあります。きちんと定期的に月経が来ることは、健康な女性の証なのです。月経は卵胞ホルモン(エストロゲン)、黄体ホルモン(プロゲステロン)という2種類の女性ホルモンによりコントロールされています。これらのホルモンは、脳からの命令を受けて、卵巣から分泌されます。

 

●卵胞ホルモン(エストロゲン)

排卵を促す、女性らしい体を形成するホルモンです。月経後から排卵までの2週間にかけてたくさん分泌され、排卵後徐々に減っていきます。

 

●黄体ホルモン(プロゲステロン)

子宮内膜を厚くし、妊娠維持をするホルモンです。排卵後から次の月経までの2週間にかけてたくさん分泌され、月経にかけて徐々に減っていきます。

 

♥月経のメカニズムって?

月経は、受精卵(赤ちゃんのもと)のベッドとなる子宮内膜という栄養分たっぷりの組織ができて、ベストタイミングが過ぎると流れていくというプロセスになります。この一連のサイクルが約28日周期で行われています。

①卵を育てなさいという脳の命令により、卵巣の卵胞が成熟

 

②排卵

このタイミングで精子と出会えば受精します

 

③卵胞は黄体に変化し、黄体ホルモンを分泌

子宮内膜を厚くし、受精卵が着床しやすくします

 

④受精卵が子宮内膜に着床すれば妊娠が成立

着床しなければ黄体ホルモンの分泌が低下し、子宮内膜が剥がれ落ちて体外へ排出されます。これが月経です。

 

♥正常な月経周期は?

月経が始まった日を1日目として、次の月経が始まる前日まで数えたものが「月経周期」と言います。

月経周期には個人差がありますが、一般的に25~38日の間でその変動は6日以内、また月経が続く日数は3~7日です。

 

思春期の時は不安定で、20歳を超えた頃にほぼ一定になるのが一般的ですが、体調や精神状態によって左右されるため、いつも一定とは限りません。一般的には28日周期を目安にすることが多いです。

 

もし、60日以上月経が来ない場合は「楽ちんでラッキー♪」と思うかもしれませんが、妊娠の可能性や卵巣がきちんとはたらいておらず、無排卵となってしまっている可能性があります。婦人科・産婦人科を受診しましょう。

 

♥月経周期によってどう体調は変化していくの?

月経周期によりホルモンの影響を受け、女性のカラダとココロは変化していきます。


・月経期

体温が低かったり血行が悪くなりがちで、刺激に敏感になったり、心も不安定になることも。身体を温めて血行をよくするようにしましょう。

月経時のセックスは痛みがあったり気がのらないのであれば避けた方が無難。月経中のセックスでも妊娠する可能性はあるので、性感染症の予防のためにも妊娠を望んでいないのならコンドームは忘れずに。

 

・卵胞期[月経後~排卵前の約1週間]:

月経時に成熟した卵胞から出る卵胞ホルモン(エストロゲン)の分泌に盛んになり、もっとも体調のいい時期。肌もハリ・つやが出てにきびなどのトラブルも減ります。気分的にも安定し、ダイエットの効果もでやすいと言われています。

女性としての魅力が高まる時期ですが、妊娠可能性も最も高い時期です。

 

・黄体期[排卵後~次の月経までの約2週間]

黄体ホルモン(プロゲステロン)の分泌が高まり、妊娠に備えて子宮内膜が厚くなります。ホルモンバランスの急激な変化から精神的に不安定になりがち。皮脂分泌が多くなったり、便秘がちになったりします。

月経前症候群(PMS)が出ることもあります。

⇒詳しくは月経関連の病気をご覧ください。

 

月経周期は自分で把握しておくに手帳などにつけておくようにしましょう。最近では携帯の無料アプリでも記録ができます。

 

♥基礎体温で分かること

基礎体温を測ることによって、女性ホルモンの分泌状態を知ることができます。

基礎体温は、朝、目が覚めたらすぐに寝たまま婦人体温計で測り記録します。きちんとホルモン分泌がされて、排卵がされていれば、基礎体温は2つの段階に分かれます。

月経が始まってから2週間ほどが「低温期」、次の月経まで2週間ほど「高温期」です。低温期から高温期の間にがくっと体温が下がる日があり、このあたりで排卵があります。

ただし、基礎体温のみで排卵日を正確に把握することは難しいです。

 

安全日・危険日ってあるの?

「避妊」の項目をご覧ください。